コラム
COLUMN
書き方
「自分史」に、戦争にまつわることを書く
戦争を、体験しましたか。
2020年は戦後75年ですから、その年齢以上の方は、戦争を経験したことになります。もちろん幼すぎて覚えていない人もいると思いますが、80歳以上の方であれば当時の雰囲気や出来事などを鮮明に覚えている人も多いと思います。実際、自分史制作を通じてお話を聞いた80歳以上の方はみなさん、戦中や終戦直後のリアルで強烈なエピソードを持っておられました。
そもそも「自分史」という文化が根付いていった背景には、「二度と悲劇を繰り返さないためにも戦争体験を後世に語り継がなければならない」という、戦争を経験した方々の使命感もあったのではないでしょうか。
また、自身が戦争を経験していなかったとしても、両親や祖父母から戦争体験を聞かされたこともあったかもしれません。戦後まもなくして生まれたのだとしたら、高度経済成長とともに自身も成長してきたわけですから、まさに日本経済の発展を肌で感じてきたと思います。特に冷蔵庫やエアコン、掃除機など便利で新しい家電が次々と登場し、人々の生活は格段に豊かになっていきました。
今では変化の激しい時代と言われ、インターネットを介したサービスなども日々充実していますが、目に見える生活の変化という意味では、高度成長期のほうがあったと思います。
さて、自身の戦争体験のことは思い出せますか。戦後生まれであれば、戦後復興とともに歩むなかでどのようなことを感じて生きてきたでしょうか。
・自身の戦争体験
・戦争中につらかったこと、楽しかったこと
・戦時中と、戦後との雰囲気の違い
・戦後に感じた戦争の爪痕
・家族から聞いた戦争の話
・その他、戦争にまつわるエピソード
明治維新から終戦までが約77年間。そしてもうすぐ、終戦からそれと同じだけの歳月が経とうとしています。昭和は「激動の時代」などと言われますが、ぜひその激動のなかで自らがどう生き抜いてきたか、ぜひ「自分史」に書き記してみてください。