コラム
COLUMN
書き方
「自分史」に、父のことを書く
父親とは、どんな関係ですか。あるいは、どんな関係でしたか。
基本的に働いていることが多い父は、母よりは近い存在でないことが一般的で、それだけに父の存在は各家庭で様々だったと思います。亭主関白だったり、ひたすら仕事で家族との時間をなかなか持てなかったり、仕事で父の威厳をみせたり、大黒柱として一家を支えたり…。
就いている仕事や環境によっても異なると思いますが、一昔前であれば家事や育児は母に任せ、父は経済面で家族を支えるという家庭も多かったのではないでしょうか。
最近では女性の社会進出の活発化に伴い、「イクメン」に代表されるように子育てに積極的な男性も増えてきました。こうした社会背景によって、父親像も変わってきていると思います。
物販系企業調べによると、40~69歳の子どもがいる既婚男性に聞いた「父の日に欲しいプレゼントランキング」は以下のとおり。
1位 お酒・ビール 27.5%
2位 グルメ・スイーツ 11.9%
3位 ファッション小物 11.3%
4位 ビジネスグッズ 10.0%
5位 健康グッズ 6.9%
6位 グラス・タンブラー 3.8%
7位 生活雑貨 2.5%
8位 メンズコスメ 0.6%
その他 8.8%
特にない 18.1%
上位に来たのは飲食関連で、美容・健康が下位という結果。なかでもダントツは、父の日のプレゼントの定番でもあるお酒でした。さて、自身は父の日に何をプレゼントしましたか。また、父との記憶は蘇ってきたでしょうか。
・父親の性格、日々の生活
・父親との距離感
・父親と一緒に行った場所
・父から言われて覚えていること
・父に褒められたこと、怒られたこと
・父との思い出、エピソード
父への思いは、母以上に様々。「父を尊敬している」という人もいれば、いつも仕事で父の帰りの遅かった家庭では「父との記憶がほとんどない」という人も意外に多いです。不器用で愛情表現の苦手な父親も少なくないと思いますが、実際には我が子に愛情がない父親などいません。きっと、何かしらのエピソードはあるはずです。
ぜひ「自分史」に、父親のことを記してみてください。大人になったからこそ、そのときの父の気持ちがわかるかもしれません。