コラム
COLUMN
書き方
「自分史」に、社員旅行にまつわることを書く
社員旅行に行ったことを、覚えていますか。
社員旅行のピークはバブル期の1980年代~1990年前半。特に1992年には、約87%の企業が社員旅行を行なっていました。しかしバブル崩壊後の景気減退による経費削減、会社への帰属意識の減少などもあり、2004年には半分以下の37%まで下がりました。
その後、景気回復や組織力を強化するメリットが見直され、現在は約46%(産労研究所調べ)と数字は少しずつ上向いています。
とはいえ、専門機関が2015年に行なった「嫌な社内行事ランキング」では、社員旅行が一位になっています。社員と旅行に行くより、単純に休みがほしいというのが本音のようですね。会社側としては、団結力の向上や慰労目的で実施しようと考えているものの、社員としてはそれを強制的にさせられるのが嫌だということなのでしょうか。確かに一昔前に比べ、社内の人間関係はドライになっているように感じます。
なお、「嫌な社内行事ランキング」は以下のとおり(複数回答可)。
1位 社員旅行 43%
2位 運動会 42%
3位 ゴルフコンペ 40%
4位 書き初め・年始の目標 38%
5位 シャッフル飲み会 32%
6位 朝礼・終礼 31%
7位 バレンタインデー・ホワイトデー 30%
8位 ハロウィン 29%
9位 役員との交流制度 27%
10位 アウトドア(バイキング・べーべキューなど) 26%
逆に「会社にあったら嬉しい制度・イベント」のランキングは以下のとおり。
1位 ノー残業デー 43%
2位 昼寝制度 33%
3位 プレミアムフライデー 31%
4位 社内バーカウンター・オフィスキッチン 15%
5位 社員旅行 13%
6位 フリーアドレス 11%
7位 ドレスコード通勤 10%
8位 納会 10%
9位 アウトドア(バイキング・べーべキューなど)9%
10位 ウェルネス関連 8%
上位に来たのは、仕事を早く切り上げるためのイベントや、疲労を回復するための取り組みでした。要するに、会社に縛られずプライベートを充実させたいという意識が見て取れます。ただ、社員旅行も5位と、実は好きな人は好きなんですね。個人的にも社員旅行は、非日常感が味わえて好きでした。
ちなみに社員旅行で行った場所のランキング(2018年)は、国内が1位「沖縄県」、2位「北海道」、3位「静岡県」。海外は1位「グァム」、2位「台湾」、3位「韓国」となっています。さて、かつて訪れた社員旅行のことは覚えているでしょうか。
・社員旅行で行った場所、時期
・社員旅行で印象に残っていること
・社員旅行での事件
・社員旅行で一緒に行動した人のこと
・社員旅行でのエピソード
・社員旅行で食べたもの
・社員旅行に対する感情
・買ったお土産、お土産を渡した人のこと
社員旅行では社員の普段みられない一面が垣間みれたりして、印象に残っていることも多いと思います。ぜひ「自分史」に、社員旅行での出来事や思い出を記してみてください。