コラム
COLUMN
書き方
「自分史」に、公務員にまつわることを書く
周りに公務員の方はいますか。あるいは公務員だったことがありますか。
就職活動における選択肢の一つとして、国家公務員があります。いまは民間の大手企業でも倒産したりリストラされる時代、安定を求めて公務員を志望する若い人も増えています。確かに安定だけを求めるのであれば、公務員になるのが理想的です。
実際、求人系企業が今の大学1、2年生に聞いた「就職したい企業、業種ランキング2019」では、以下のとおり。
1位 地方公務員 27.5%
2位 国家公務員 19.5%
3位 グーグル 9.3%
4位 アマゾン 6.3%
5位 LINE 5.5%
6位 ソニー 5.3%
7位 明治 4.5%
8位 アップル 3.3%
9位 日本赤十字社 3.2%
10位 全日本空輸 3.2%
高度経済成長期には「安月給」だと敬遠された公務員ですが、現在では実に半数近くの学生が公務員を志望していることが分かります。そのあとに外資のIT関連企業が続きます。一昔前は大手の商社や銀行、自動車メーカー、電子メーカー、保険会社が人気だったことを考えると、隔世の感がありますね。情報化が進み、企業の実態を把握している学生が増えたというのもこの結果につながっているかもしれません。
公務員の数自体は、2000年の435万人(国家公務員113万人、地方公務員322万人)から、332万人(国家公務員58万人、地方公務員274万人)と、20年前の4分の3になっています。これは郵政民営化によるところが最も大きいですが、IT化によって合理化が進んだというのも要因としてありそうです。
日本で公的機関で働いている人の比率は約10%。これは世界と比べるとかなり低い数字です。社会福祉が充実しているスウェーデンは46%、アメリカ27%、ドイツ21%、韓国16%ですから、やはり日本は圧倒的に少ないと言えます。そのぶん、現場では人が足りておらず、給与水準も他国の公務員に比べて高いそうです。そう考えると、若い人が公務員を志望するのも頷ける気がします。
さて、「公務員」一口に言っても国会議員や警察官、自衛隊員、公立学校の教師、国税局・裁判所の職員、役所勤務など様々ですが、公務員にまつわるエピソードはありそうでしょうか。
・公務員になろうと考えたきっかけ
・周りにいる公務員とのこと
・公務員にまつわるエピソード
・公務員や公共サービスに対して思うこと
いま公務員でなかったとしても、おそらく誰もが一度は公務員になろうと思ったことはあると思います。いま民間企業で勤めているのなら、民間と公的機関の違いを肌で感じているかもしれません。そうしたことも含めて、公務員にまつわるエピソードを「自分史」に記してみてください。