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書き方

2020/02/07

「自分史」に、大学時代全般のことを書く

「自分史」に、大学時代全般のことを書く

大学生活のことを、覚えていますか。

 

これは大学に進学した人だけのテーマだとは思いますが、大学生の友だちのことを思い出しながら参考にしてもいいかもしれません。

そもそも大学とは何か。goo辞書では、以下の説明がされています。

 

「高等教育の中核をなす教育機関。学術の中心として広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究することなどを目的とする。修業年限は4年を原則だが、2~3年の短期大学もある。大学は、学部のほかに大学院、研究所・付属病院などを設置することができる。

日本では明治以後設立。明治19年(1886)の帝国大学令、大正7年(1918)の大学令などにより規定され、第二次大戦後は学校教育法に基づいて設置され、今日に至る」。

 

とあります。日本では明治以後に設立されましたが、その歴史は古く、大学を単に高等教育機関と定義するならば、紀元前7世紀に設立されたタキシラの僧院が最古の大学と言われています。場所は南アジアのパキスタン・イスラマバードの北西にあったそうです。

 

では、大学に進学する動機は何か。専門機関が2013年にリサーチした「大学に入学した理由のランキング」によると、以下のとおりです。

 

 

1位 就職に有利だから 50%

2位 学歴を取得するため 47%

3位 学問、資格のため 41%

4位 やりたいことを模索するため 34%

5位 教養や人間性を高めるため 28%

6位 周りが行くから 19%

7位 なんとなく 10%

8位 その他 3%

(複数回答あり)

 

 

実際問題として、学問を身に付けるというよりは、「いい企業に就職するため」というのが目的の一番にきています。確かに私の大学生時代も、授業はたいして出ないものの要領よく卒業だけはしていた友だちは多かったです。一流大学ではなかったからかもしれませんが、体感では真面目に学んでいた生徒は5人に1人くらいだった印象です。

ちなみに留年せず大学を卒業するのは全体の約8割、留年を含めると9割弱。つまり約1割は大学中退しています。この割合はここ数年、およそ同じ数値になっているそうです。

 

いま、シニアの方なら1960年代に各大学で勃発した学生運動やストライキに参加した方もいるかもしれません。当初は高騰する学費問題への抵抗が主でしたが、次第に「大学と学生・研究者のあり方を見直すという大学の理念と学問の主体をめぐる運動」へとエスカレートし、1968年には東大の本郷安田講堂前に全国から2万人を超える学生が集まりました。

翌年1月、彼らがバリケード封鎖する安田講堂に8500人の機動隊が攻撃し、いわゆる「全学共闘会議」は収束に向かいました。これは急速な勢いで先進国化する社会においてのひずみだとも言われています。

 

ともあれ、大学時代は人生で最も時間が自由になる時期でもありますから、貴重な経験をした人も多いと思います。さて、大学生活のことはどれだけ覚えているでしょうか。

 

 

・日々の生活

・友だちとのこと

・住んでいた場所、下宿先のこと

・大学で学んだこと

・サークル活動の思い出

・就職活動でのエピソード

・アルバイトした職種

・旅行した場所

・恋愛について

・大学時代に考えていたこと

 

 

大学時代は高校以上に要素が多いだけに、全てを網羅するだけで一苦労だと思いますが、今の自分に直結する大事な時期でもあったはずです。ぜひ、社会に出る前に抱いていた感情や自らの行動を、「自分史」に記してみてください。

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