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書き方

2020/02/06

「自分史」に、高校時代の進路について書く

「自分史」に、高校時代の進路について書く

高校生時代、どのように自らの進路を決めましたか。

 

進路を決めると言っても、実際に社会に出たことがないわけですから、基本的には親や教師、紙媒体やWebでの情報をもとに判断することになると思います。世代や地域、育った家の金銭事情、環境によっても大きく左右されると思いますが、それだけに親の影響というのは非常に大きいのではないでしょうか。

 

近年の高校生の進路の内訳を簡単にざっと数値化すると、以下のとおりです。

 

大学(浪人含む) 50%

短大 5%

専門学校 20%

就職   20%

その他 5%

 

 

終戦直後の1950年は中卒の就職割合が50%、高卒の就職率が40%。1975年で中卒5%、高卒が50%ですから、いかに進学率が高まっているかが分かります。

特に今は終身雇用、年功序列のシステムが崩れて不安定な時代になっていますが、だからこそ安定を求めて公務員になりたい、大手企業に入りたいというニーズも増えています。終身雇用が崩れつつあるからこそ、逆にその少ない枠を求めて学んでいるという図式です。

終身雇用ではない社会をどう生きればいいかの答えがないだけに、どうしても従来の価値観で物事を考えてしまうのは至極当然とも言えますが、もしかするとその呪縛が今の若い人たちを苦しめているのかもしれません。

 

 

ともあれ、自身の進路はどのようにして決めたかは覚えていますか。

 

 

・当時の将来のビジョン

・進路を決めるうえで影響を受けたこと

・進路のアドバイスをくれた人

・今振り返って、思うこと

・進路にまつわるエピソード

 

 

 

このテーマは「人はどう生きるべきか」という哲学的な要素も含むだけに、なかなか答えを出すのが難しいと思います。というより答えなど存在しないというのが正しい答えかもしれません。

 

以前、話を聞いたある経営者は「人生、回り道したほうが面白いし、その道中で色々なことに気づける」と言っており、妙に納得した記憶があります。また、その方は「何の仕事に就くかを考えるよりも、その仕事をどうやってやるかを考えるほうがよほど大事だ」と言っていました。そう考えるとやはり、進路の正解も無数にあるということではないでしょうか。

 

高校時代の進路は、ターミナル駅の分岐器のように最も多くの道がある人生の分岐点でもあると思います。その道をあとから変えることももちろんできるのですが、当事者からすると、いったん道を踏み外すと二度と戻れないと考えがちですよね。そうした当時の思いも含めて、ぜひ「自分史」に高校時代の進路について、いま感じていることやそのときのエピソードを記してみてください。

 

 

 

 

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