コラム
COLUMN
書き方
「自分史」に、子供の頃に通っていた塾のことを書く
小・中学生のとき、学習塾に通っていましたか。
塾はスイミングや習字などと異なり、シンプルに学校の勉強の延長線上にあるものですから、それらの習い事とは違ったニュアンスがあると思います。
いまは少子化が進み子供一人当たりにかける費用は増えていますが、単純に子供の数が減っているということもあり、結果的に通塾者数は2013年をピークに減少の一途をたどっています。一方で通塾率は昔と比べて微増という数字が出ています。なお、ある専門機関の調査によると小学校6年生の通塾率は47%、中学3年生は61%でした。ざっくりと、半分の生徒が通っているということですね。
都道府県別では、小学校6年時の通塾率1位が東京都の58%。中学3年時の1位は神奈川県の74%。一方で最下位はともに秋田県で小6が23%、中3が30%でした。だからと言って秋田県の小学生の学力が低いというわけではく、地域全体で自宅学習に力を入れていて、学力はむしろ高いです。特に小学生学力テストでは、7年連続トップになったこともあるそうです。
こうした通塾への考えや平均的な学力は地域によって違い、集団か個別かなど塾の運営スタイルも千差万別ですが、そのなかで実際に塾に通った経験はあるでしょうか。
・塾に通い始めた年齢
・塾講師の特徴
・塾のあった場所
・塾でのエピソード
・塾での他校の生徒との交流
・塾での人間関係
・塾で学んだこと
学習塾が増え始めたのは、高度成長期まっただなかの1960年代。人々の生活にある程度の余裕が生まれ、受験戦争が激化し始めたくらいの時期に、学校の成績を上げるための塾が一気に増えました。
現在は、全国に大小合わせて5万件を超える学習塾があるそうです。コンビニが5万8千件、歯科医院が6万8千件と言われており、それらに匹敵するほど実は塾と言うのは存在しています。
学習塾は基本的には営利団体で、生徒は顧客。常に顧客ニーズを満たすため、学校以上に進化をし続けています。その意味では学校よりも講師との距離が近いケースもあり、色々と記憶が残っている人も多そうです。
もし、少しの期間でも塾に通った経験があれば、そのときの記憶を「自分史」に記してみてください。