コラム
COLUMN
書き方
「自分史」に、子供の頃に読んだマンガのことを書く
子供の頃、どんなマンガを読んでいましたか。
いまや日本のマンガやアニメは欧米やアジアを中心に全世界にファンがおり、クオリティの高さやバラエティの豊かさは世界一とも称されています。それだけに、日本の子どもだけでなく大人も含めて夢中になるのもある意味で当然と言えるかもしれません。
そもそも最古のマンガは今から1000年以上前、平安時代の絵巻物「鳥獣戯画」だと言われています。ウサギやカエルなどが擬人化されて書かれており、先日話題を集めた「100日後に死ぬワニ」はいわば現代の鳥獣戯画であるとも言えます。
いまのマンガのスタイルに近づいてきたのは明治時代に入ってから。当時は娯楽というよりもむしろ、世相を切るような時事マンガが主流だったようです。そして第二次世界大戦後、日本の漫マンガ文化は飛躍的に発展します。もともと紙芝居という文化があったため、マンガをすんなり受け入れる土壌が整っていたのもマンガの発展を後押ししました。
「少年ジャンプ」や「少年マガジン」、「少年サンデー」といった子供向けのマンガ雑誌が登場したのが1959年。これによって若手漫画家を育てる環境が整い、手塚治虫や藤子不二雄といった有名な漫画家が台頭します。
なお、週刊少年ジャンプの発行部数のピークは1995年3-4号の653万部。ドラゴンボールやスラムダンクが連載されていた時期ですね。この圧倒的な数字は、ギネスブックにも登録されています。いまはピーク時の3分の1の200万部前後を推移しているようです。
ちなみにマンガの歴代売り上げランキングは以下のとおり。
1位 ワンピース (4億7千万部)
2位 ゴルゴ13 (2億8千万部)
3位 ドラゴンボール (2億5千万部)
4位 NARUTO (2億5千万部)
5位 名探偵コナン (2億3千万部)
6位 こちら葛飾区亀有公園前派出所 (1億6千万部)
7位 美味しんぼ (1億3千万部)
8位 スラムダンク (1億2千万部)
9位 ドラえもん (1億万部)
10位 鉄腕アトム (1億万部)
さて、子どもの頃に読んでいたマンガのことは思い出せたでしょうか。
・好きだったマンガ、アニメ
・影響を受けたマンガ、アニメ
・友だちとの貸し借り
・よく読んでいた少年マンガ、少女マンガ
・購入したマンガやアニメのグッズ
・マンガから学んだこと
このテーマは子どもの頃に限らず、大人になってからも色々と影響を受けたり学びになるケースもありそうです。一昔前は「マンガを読むと頭が悪くなる」みたいな雰囲気は多少なりともありましたが、マンガを読んできた世代が大人になり、どこの街にも一つはマンガ喫茶がある今では、完全に市民権を得ています。作品によっては、マンガから人生の学びを得たというケースもありそうですね。マンガはイラストと活字の情報を同時に処理する必要があるため、脳の活性化につながるという研究結果もあるそうです。
個人的にもマンガから得た知識は非常に多いです。世代的にハマったのはキン肉マンですね。学校では教えてくれない雑学的な知識や大人の世界を知るという意味でも、マンガは非常に有用と言えそうです。
ぜひ、マンガから得たことやマンガにまつわるエピソードを「自分史」に色々と記してみてください。