コラム
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書き方

2020/01/19

「自分史」に、思春期に読んだ本のことを書く

「自分史」に、思春期に読んだ本のことを書く

思春期の頃に読んだ「本」のことを覚えていますか。

 

 

小学生低学年が読むものと言えば絵本やマンガというイメージですが、歳を経るにつれて読める本の幅も一気に広がり、自らの意思で読んでみたいと思うタイトルを手にしたことはだれしもあると思います。

いまは書籍以外にゲームや動画などのコンテンツが充実していて余暇時間を使う選択肢が広がっていますが、現役のシニア世代は今よりもたくさんの書籍に慣れ親しんできたのではないでしょうか。

特に小学生は読書を半ば強制される環境にあるため、一昔前よりも読書率は上がっています。例えば全国学校図書館協議会がリサーチした一か月の平均読書冊数は以下のとおり。

 

【1979年】

小学生 4.7冊

中学生 2冊

高校生 1.5冊

 

【2019年】

小学生 11.2冊

中学生 4.5冊

高校生 1.5冊

 

これは小学校で読書の時間を設けるようになったからというのが理由ですが、40年前に比べて倍増しています。一方で高校生は横ばいといった具合です。それと書籍の増加に伴い、実は図書館数も増え続けています。例えば1984年は1642件でしたが、2018年には3360件と倍増しています。ただし利用者数は人口減と比例してここ数年は微減しているので、本を読む人が増えたというわけではないようです。

 

さて、幼少期の読書の記憶はよみがえってきたでしょうか。

 

 

・印象に残っている本

・好きなジャンル

・よく訪れた書店

・最初に買ってもらった書籍

・友だちに勧められた本

・読書感想文で読んだ本

 

 

 

それにしても、読書感想文はみんな苦手だった印象があります。これは長期休みなどで「読書感想文を課せば本を読まざるを得ないだろう」という教育者の押し付けにも思えますし、読書感想文が苦手で読書自体を敬遠してしまうという本末転倒なケースもありそうです。

ただ、読書感想文には「インプットしたものをアウトプットする」という、とても学習効果の高い行為が含まれているのも事実。ですから頭ごなしに「読書感想文を書きなさい」ではなく、書くことで得られる効果やどうやったらうまく書けるかというノウハウも同時に教える必要がありそうです。

 

個人的には小学校2年生くらいのとき、学校の図書館で「ツタンカーメンの謎」という本を借りたのですが、ツタンカーメンの謎を追う研究者や考古学者が次々に謎の死を遂げるという内容で、とても怖かったことを覚えています。その本を読んだ日、ツタンカーメンの呪いが恐ろしくてなかなか寝付けませんでした。

 

幼少期に読んだ本は少なからず、人格形成に影響を与えるもの。ぜひ、当時に読んだ本やそれにまつわるエピソードを、「自分史」に記してみてください。

 

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