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書き方

2019/06/20

鉄拳さんの「振り子」にみる、「自分史」を書いたほうがいい理由

鉄拳さんの「振り子」にみる、「自分史」を書いたほうがいい理由

「自分史」は、ありふれているのが普通です。

 

過去の記事で、「自分史」の定義は「平凡に暮らしてきた人が、それまでの生涯を書き綴ったもの」であると記しました。ただ、実際には自分史を書こうと考える人はそれほど多くはありません。自分史制作を勧めると、ほとんどの方が「私の人生は自分史に書くほどのものではありませんので…」と謙遜しつつ自分史制作を拒否します。

 

とはいえ「自分史」は、平凡に暮らしてきた人が自分のそれまでの生涯を書き綴ったものなので、いわば多くの人が書くほどのものでもないと思っているこそが「自分史」です。むしろ何らかの功績を残した偉い人のほうが、「自分史を書くにふさわしくない人物」ということもできると思います。名のある人が書くものは、いわゆる自伝や伝記というたぐいのものです。

 

そもそも「自分史」がない人は、この世に誰一人としていません。ということは「自分史」に何も書くことがない人なども、この世に誰一人としていないのです。どんな人であれ自分の人生を生き、多くの人がそのとき置かれた環境下でベストであろう選択を繰り返しながら今に至っているわけで、そのなかで生じた迷いや葛藤、率直な思いや決断をありのまま書かれた「自分史」というのは、どんな人の物語であれ、一読にあたいする作品であると言えます。

 

ちなみに自分史の面白みは、細部の描写に宿ります。偉人の自慢話は往々にして退屈だったりしますが、普通の人の心の機微や葛藤は共感しやすいだけに、人間味が感じられて面白いのです。その描写が細部にわたっていればいるほど、読者の心を揺さぶることができると思います。

 

 

 

どこにでもありそうな人生なのに心が揺さぶられる一例として、お笑い芸人・鉄拳さんのパラパラ漫画「振り子」を紹介します。

 

 

 

 

 

 

観ていただければ分かると思いますが、いわば普通の人の一生を描いているだけ。それなのに感動的なのは、必死に生きたことが伝わるからです。きっと誰しもこの動画の登場人物のように、日々を懸命に生きていると思います。だからこそどんな人の人生も、自分史を書くに値するのです。

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