コラム
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書き方
定年退職後は「自分史」を書いたほうがいいという、4つの理由
自分史は、定年退職後に書かれる人が圧倒的に多いです。
そもそも自分史を書くのは、よほどのタイミングがなければ難しいことです。ただ、その着手は早ければ早いほどいいということは言えると思います。「自分史」には、自分のことを深く知ることから生まれる「自己肯定感の向上」や、自身を客観視することによる「自己成長」といった側面があるからです。また、着手が早ければ早いほど過去を思い出しやすいというのもメリットです。
しかし「自分史」は、日常生活においてはまったく必要ないものだけに、特に若い人にとってはなかなか書く理由が見いだせません。見いだせたとしても、将来のどこかで書ければいいと思いがちです。また中高年になったとしても、仕事や育児、趣味などに忙しく、「自分史」などと言っている場合ではない人がほとんどです。というより現役世代の方は、そもそも「自分史」というものが何なのかさえ知らない人も多いです。
そのなかで自分史を書く最適なタイミングが、人生に一区切りがついた定年退職後というわけです。主な理由を4つ挙げます。
❶ 時間的余裕が生まれる
当然ですが仕事を辞めて会社に出勤する必要がなくなれば、圧倒的に自由な時間が増えます。そうした時間的余裕から、1日に30分でも1時間でも「自分史」を書いてみようという気持ちになりやすいと思います。
❷ 人生を俯瞰しやすい
定年退職後は「第二の人生」とも言われます。ということは、逆に言えば第一の人生が終わるのが定年です。その第一の人生が終わったタイミングというのは、人生最大の区切りでもあるわけですから、やはり自分の人生を振り返るうえで絶好のタイミングだと思います。ひと段落したからこそ、客観的に自分の人生を見つめなおせるのではないでしょうか。
内容に関しても、例えば仕事のことを中心に書いたとしたら、家族からの敬意や元上司からの感謝、あるいは部下や後輩のモチベーションアップなどに繋がるような内容が書けるかもしれません。一方で、家族のことを記そうとすれば、会社員時代には多忙でなかなか向き合えなかった家族とゆっくり話す時間がおのずと設けられます。これも、隠れたメリットと言えそうです。
❸ エネルギーに満ち溢れている人が多い
今は2012年に改正された「高年齢者雇用安定法」により、原則として企業は65歳までの雇用が義務化されています。早期退職を促す企業も増えていますが、この法律に則れば今は定年退職の年齢が65歳というわけです。とはいえ医療技術の進歩や食の充実、人生の充実に繋がるサービスの多様化、クオリティの向上などにより、65歳を過ぎても心身ともに元気という方は本当に多くおられます。
それを裏付けるように、例えば日本老年医学会からは、「高齢者」の定義を65歳から75歳に変更すべきとの声もあがっています。だからこそ「自分史を書く」という非常にエネルギーの要る作業であっても、意欲的に取り組めると思います。
❹ 第二の人生の指針となる
自分史を書くことにより、自分のことを深く知ることができます。そのなかで自分がこの先の人生で心から望んでいるものは何か、自分という存在は何者かの答えがしっかりと見えてくるはずです。そのことが、人生の充実やアンチエイジングに繋がっていくことは間違いありません。
以上の4つが、定年退職後に自分史を書いたほうがいい主な理由です。第二の人生をより豊かな、より輝かしいものにしたいのなら、まずは気楽な気持ちで「とりあえず自分史を書いてみる」ことをお勧めいたします。
