コラム
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書き方

2019/05/30

「自分史」制作は、過去の自分を辿る旅

「自分史」制作は、過去の自分を辿る旅

「自分史」は、自分の人生を辿り直すためのツールでもあります。

 

例えば自分が子どもを育てる立場になったとき、子どもとの時間を共有するなかで自身の子供時代のことも自然に思い出されるもの。また、子どもの成長と比例するように、親も子供と一緒に成長します。そして親になるということは、子どもと共に子ども視点からもう一つの人生を味わえるということでもあると思います。

 

これは「自分史」にも似たようなことが言えます。子育ての場合は子どもの人生を共有するという意味ですが、自分史制作においては「自分の人生をもう一度たどり直せる」というメリットもあるというわけですね。

 

人生を辿りなおすということは、まだ辿りなおしていない時期、つまり自分史を書き始めていない段階ではまだ、どんなことを思い出せるかは分かりません。自分の歩みを丹念に辿りなおすことで初めて、思い出せることはたくさんあります。逆に言えばこの作業をしなければ、自らの過去は永遠に思い出せないままであるということです。

 

書き始めの段階で、全ての事柄を覚えている、あるいは思い出せるという人はほとんどいません。記憶というのは一つ一つ、断片的な過去を丁寧に辿っていくことで初めて、立体的に蘇ってくるわけです。つまり自分史を書くという作業は、記憶のかけらを丹念に拾い集め、それらの連鎖を生み出す作業でもあるとも言えます。

 

ですからまずは、子どものころからの記憶を、覚えているところから順を追って書き記してみてください。それらのエピソードが有機的なつながりを生み、書く前は自身の脳のなかにしかなかった懐かしい情報が明確な物語として形となります。そして自分は、自らの過去と客観的に向き合うという得難い経験をすることになるのです。

 

それができれば、ただただ日々を精一杯生きているという状態から、一歩踏み出した状態になったとも言えます。そうすることによって自分という人間が何者か、どんな存在なのかという命題の答えが見えてくるはずです。そう、自分史を書くという作業は、過去の自分を辿る旅でもあるのです。

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