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書き方

2019/04/26

他人の「自分史」は、どこで読めるのか

他人の「自分史」は、どこで読めるのか

誰かが書いた「自分史」は読んだことがありますか。

 

「自分史」と一口に言っても、いまいちピンとこない方も多いと思います。このサイトでいろいろな説明はしていますが、自分史には様々な形があるだけに、何が正解なのか分からないという感想を抱く人もいるでしょう。そのなかで、自分史というものが何なのか、最もシンプルに分かる方法があります。それは「誰かが書いた自分史を読む」ことです。

 

人は初めてのことをする場合、たいていは模倣から入ります。それが最もスムーズに覚えられる方法だからです。自分史も同様ですが、様式やまとめ方、書き方が様々なので、可能であれば多くの作品を目にしたうえで、こんな感じならかけそうだという作品を探してみてください。

 

当たり前と言えば当たり前ですが、分からないことは模倣から始めればスムーズにいくことが多いですよね。もちろん様々な形式、書き方、まとめ方があるので、多くの作品に目を通したうえで自分にしっくりくるというか、こんな感じなら書けそうだというものを探し出してみてください。

 

ではいったい、どこで他人の自分史を読めばいいのか。主な3つのパターンを列挙します。

 

 

 

 

❶ 歴史上の自伝や著名人、経営者が書いた作品を読む

 

歴史上の人物なら「伝記」、経営者の成功談ならば「自伝」、著名人なら「手記」や「エッセイ」といったカテゴリにも分類されますが、結局はその人の行いや考えを書いているわけですから、大きなくくりで言えばこれらも自分史の一つの形。

世に出回っているのは一般人のものではないので、イメージしている自分史とは多少異なるかもしれませんが、書店や図書館などで簡単に手に取りやすいのが最大のメリットです。まずは、自分と同世代の人、あるいは考えが似ている人などの作品を手に取ってみるといいかもしれません。

 

 

 

 

❷ 周りの人が書いた作品を読む

 

一般人が書いた自分史は基本的に、容易に入手できるものではありません。そこで親戚や友人が書いたものがあったら、見せてもらうという手段です。ただし、まだまだ自分史は一般的なものではないので、実際に書いて製本までしたという人は少ないのが現状です。

 

 

 

❸ 自分史を扱う図書館を訪れる / 自分史関連のイベントに参加する

 

 

愛知県春日井市には、全国の自治体として初めて「自分史」に特化した1999年オープンの複合文化施設「日本自分史センター」があります。ここは自分史の寄贈を呼び掛けており、全国から届いた約8000冊もの自分史が所蔵されています。

ほかにも北海道札幌市の「北海道自分史センター文芸館」、岩手県盛岡市の「自分史ブックギャラリー」、福島県福島市の「福島自分史図書館」、東京都中央区の「自費出版図書館」、山梨県富士吉田市の「日本自分史文学館」など、これ以外の地域も含めて自分史が閲覧できる施設は増えてきています。

 

また自分史関連のイベントに関しても、最近では全国各地で行われることが増えました。興味のある方は、ぜひ参加されることをお勧めします。

 

いずれにせよ、まずはできるだけ多くの自分史を手に取ってみてください。きっと、自分好みの一冊に出会えると思います。

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