コラム
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書き方

2019/04/08

「自分史」とは、自分を中心とした物語

「自分史」とは、自分を中心とした物語

自分史を書くにあたっては、「自分史なのだから自分以外のことは書かないほうがいい」といと思いがちです。

しかし自分の人生は、人との関わり合いの歴史でもあります。両親や兄弟、親せき、友だち、知人、先生、上司、部下など…自分史には様々な人が登場するわけですから、誰とどう関わってきたか、その人たちはどういう性格の持ち主なのか、その人とのエピソードなどを自分史に記すことで、より立体的で内容の濃い自分史になるということは間違いなく言えます。

 

要するに自分史は、「自分のことだけ書く」ものではなく、「自分を中心とした物語」。そのくらいのイメージで書き進めていくのが、内容的にちょうどいいのではないかと思います。

 

例えば家族旅行のことを書くとしたら、自分がどう動いて何を考えただけを記すだけでなく、配偶者や子どもたちと何を話したか、彼らがどう楽しんでいたか、旅先の人との交流などにまで、思いを巡らせて書くということです。

仕事の話であれば、一方的に自分のことだけを書くよりも、組織にはどんな考えの人がいて、誰と共感して、誰とぶつかって、そのとき自分がどうしたか、それによって周りの反応はどうだったかなど、やはりできるだけ関わった人のことを思い出しながら書くことが、より具体的でリアルな内容につながっていきます。それがリアルであればあるほど、読者の関心や共感を得られると思います。

 

仮に家族一人一人のことについてしっかりと書かれていれば、家族が後からそれを読んだとき、きっとうれしさやなつかしさが込み上げてくるはずですからね。執筆に集中すると自分のことしか考えられなくなりがちですが、一歩引いて俯瞰で周囲の人たちまで書くという意識を持つことで、必ず周りの人たちがより楽しめる内容になるはずです。

 

また、「周りの人たちをしっかり自分史に記す」という意味では、自分の人生における登場人物と、自分がどうかかわったという人間関係を書き出すことが大切です。そして、各年代ごとに誰とどう変わってきたかをあらかじめ整理しておくと、執筆がスムーズです。

誰かから言われた何気ない一言や、誰かが紹介してくれたものや人が、自分の人生を大きく変えることがあります。逆に自分の何気ない一言や行為が、誰かの人生を大きく動かすこともあるでしょう。関わった人を丹念に思い出しながら、その人とのエピソードを書き記してみてください。

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