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書き方

2019/04/02

「自分史」と、自分の子どもについて

「自分史」と、自分の子どもについて

あなたには、子供はいますか。

 

多くの大人にとって「結婚するかしないか」よりも、「子供がいるかいないか」によって、日々の生活は大きく変わります。その意味で子供の存在は、自分史を書くうえでも非常に大きなテーマになります。そこで今回は、「自分史と子ども」に絞って記してみたいと思います。

 

自分の子どもが生まれたとき、率直に何を思ったでしょうか。女性ならば大変な思いをして自分の体から生まれてくるわけですから、並々ならぬ思いがあるはずです。一方で男性ならば、妻に付き添ったときのことや、あるいは仕事で立ち会えなかった人もいるでしょうが、いずれにせよその日のことは印象に残っているはずです。

生涯で最も感動的なシーンの一つといっても過言ではない、我が子が生まれた直後に抱いた率直な気持ちを思い出してみてください。

 

そして、その頃と今とでは、子供に対しての思いや考えがどのように変わっていったのか、あるいは変わらなかったのか、どのような期待を持っていたか、結果的にその期待はどうなったかなどを、改めて振り返ってみることをお勧めします。

子どもの著しい成長スピードにつられるように、両親も育児を通じて人成長していくもの。そのなかで生じた繊細な心の機微を克明に記すことで、味わい深い内容になると思います。

 

 

親が子どもに対して示す未来は、3つのパターンに大別できます。

 

一つ目は「叶えられなかった夢を子どもに託す」ケース。低学歴にコンプレックスを感じているなら高学歴に、スポーツで挫折したならその競技を幼少期からマンツーマンで指導するという具合です。実は成功している一流アスリートは、このパターンが多いようです。一口に言えば、「自分よりも偉くなってほしい、社会的地位を得てほしい」という思いですね。

 

二つ目は「自分のようになってほしい」というケース。社会的地位のある方にその傾向が強く、医者が子供に医学部に進ませたり、社長が会社の二代目として英才教育を施すなどは、典型的な例と言えます。いいか悪いかは別として、親と子が同じ価値観を持って生きるというケースも決して少なくありません。

 

三つめは「子供の意思を最大限に尊重する」。親は本人の可能性をできるだけ広げることに専念し、将来を本人に選ばせるというパターンです。これは価値観が多様化するにつれ、広まっていた意識でもあります。自分のことを自分の頭で考える習性が身に付くので、能動的に動ける人間が求められつつある現代社会においては、理想的な教育方針であると言えるかもしれません。両親が仕事に追われ、尊重というよりも放任になってしまっているケースもありそうですが。

 

 

どのパターンであるにせよ、子どもに抱いていた様々な感情を自分史に記しておけば、子どもや孫たちがいつか大人になってその思いを知ったとき、心が大きく揺さぶられることは間違いありません。子ども時代には理解ができなかった両親の本心を知るということは、当人が親になったとき非常にプラスに働くはずです。

 

自らの率直な思いを未来の家族に伝えるためにも、子どもとどう向き合ってきたかの詳細を、自分史として残すことには大きな意味があると思います。

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