コラム
COLUMN
書き方
2019/02/28
「自分史」は、書く過程にこそ意味がある
「自分史」は、書く過程においても大きな意味があります。
あるものごとにおいて、とかく「プロセス」と「結果」はどちらが大切かという議論になりがちですが、大抵の場合はどちらも大切です。自分史の執筆も同様、書く過程に大きな意味があります。自分史を書くことで、自身への理解を深めることができるからです。その結果として自分の価値や存在意義を肯定できる感情、いわゆる「自己肯定感」を育むことにも繋がります。
また、自分が経てきたストーリーを文章化していくうち、いままでに味わったことのない胸の高まりや興奮を感じる人も多いそうです。
では、なぜそもそも自分史を書いたほうがいいのか。それは自分が生きてきたという事実が明確になるからです。自分史を書くことで脳にある情報をアウトプットしなければ、本人の情報は不明瞭のまま。当然ながらその情報を第三者が知ることはできません。
一方で自らの生い立ちや考え、岐路での選択など、現在に至るまでの全てを文字化できれば、それは立派な物語。つまり自分史を書くことは、自分の人生を「史実」にするということでもあります。
そして史実になった後も、自分史を書いたということも含めて自分の歴史は続きます。そう考えると、「自分史執筆=人生の最後にすること」というイメ―ジはありますが、むしろ「自分史=人生の折り返し」と考えてもよさそうです。
自分史執筆を通じて自分の本心と真摯に向き合うことで、その後の人生はきっとより豊かなものになると思います。
