コラム
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書き方

2019/02/22

「自分史」の編集のしかたは?

「自分史」の編集のしかたは?

 

自分のエピソードを書き溜めたうえで、最後にするのが編集作業です。

 

まずは、それぞれのエピソードを各時代のカテゴリに分け、どの順番で並べるのかを考えます。最もシンプルかつ一般的なのは、過去から時系列に沿って並べていく方法これならば順番を決めやすいと思います。逆に、現在から過去にさかのぼる方法や、仕事とプライベートをきっちり分ける方法、人生で最も印象的だったことを一番最初に持ってくる方法など、パターンは色々と考えられそうです。

ちなみに最も印象的な出来事を冒頭で述べる方法は、著名人の自伝などで用いられることが多いです。商業出版であるがゆえ、掴みが大事だということですね。とりわけこだわりがなければ、オーソドックスに過去、現在、未来と時間軸に沿って書いていくのが分かりやすくて一番いいと思います。

 

順番を決めたら、次は‶章″分けです。各時代ごとにいくつかの文章のグループに分けられると思いますが、それをくくって章にすると内容がまとまりやすいです。「2章・小学生時代」というように、あらかじめ章のタイトルを付けておくとより分かりやすくなります。

 

幾つかの章ができたら、今度は最初から最後まで通して読んだうえで、全体的な文章の整合性を図ることが肝心です。これは読者に違和感を与えないための配慮です。例えば各エピソードにまたがって登場する人物がいて、その人の説明が最後のほうに書かれていたとしたら、最初の登場シーンにその表記を移動させるのが自然です。

また重複する内容があったとしたら、どちらかを削除するか、あるいは「先にも触れましたが」と補足をすることで違和感は解消されます。

 

こうして最後に全体を最適化させることが、編集作業の狙いです。特に「思いを後世に残したい」と考えるのであれば、何度も編集を加えて文章を磨いていくのがいいと思います。

 

 

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