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書き方

2019/01/27

「自分史執筆」は脳活性を生む

「自分史執筆」は脳活性を生む

「自分史」を書くにあたって最も大切なのは、自分の過去の記憶を辿ること。なぜなら過去の記憶は、自分史の内容に直結するからです。そこで今回は簡単に、脳のメカニズムについて触れます。

 

人生も折り返しを過ぎると、徐々に物忘れが増えていくもの。とはいえ脳には、今までの自身の経験が全てインプットされています。要するに物忘れは加齢による脳の劣化で、脳内の情報がうまく引き出せない状態のことを指します。

だからといって、脳の劣化は避けられないのではと考える人もいると思いますが、最近の研究によると「脳には死ぬまで成長させられる部分がある」ことが分かってきています。肉体的な衰えには抗いづらいですが、脳や心は年を重ねるごとに磨けるというわけですね。

 

さて、脳の機能は以下の8系統に分類されます。

 

「思考」

「伝達」

「感情」

「聴覚」

「運動」

「理解」

「視覚」

「記憶」 

 

 

「運動」「視覚」「聴覚」は年齢による劣化は避けづらいですが、「記憶」「伝達」「感情」の機能は中高年からでも鍛えやすいのだとか。脳は死ぬまで成長するというのは驚きですが、その部分を鍛えるには脳の活性化が重要です。

 

では具体的に、脳をどうやって鍛えるか。ひとつは「見たいものを自分から探すくせ」をつけることが効果的です。例えば街を歩いているとき、「赤いものを探す」と決めたとします。すると脳は、「赤いものを探さなければ」と必死になってフル回転します。その作業が記憶系を刺激し、脳が活性化していきます。

 

また「過去に読んだ本を読みなおす」「過去に観た映画を観なおす」といったことも、脳の記憶系を刺激する効果があります。肝心なのは、過去に抱いたそれらの作品の感想と、今の自分が抱く感情とを比較すること。そうして考え方の変化に思いを巡らすことが、脳活性には効果的です。

 

なお、人間の記憶は「連想記憶方式」で、何らかの手掛かりをきっかけに、それにまつわる記憶も一緒に想起されるようになっています。「昭和から平成に変わったとき、自分は何をしていただろう…」というように、社会の現代史と自分史を重ね合わせることで、より思い出せる内容が増えていきます。

 

そうやって常に脳を活性化させ、できるだけ様々な記憶を鮮明にしておくことで、認知症予防にも繋がります。もちろん「自分史を書く」という行為自体も、脳の活性化に役立つのは間違いありません。そう考えると「自分史」は、脳を活性化させるための最適なツールとも言えそうです。

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