コラム
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書き方

2022/12/12

思い出の地にヒントあり

思い出の地にヒントあり

■現地に行くことの大切さ


自分史を書くうえで最も大切なのは、過去の記憶を辿ることです。では、過去の記憶を呼び覚ますためには何をしたらよいか。その方法は色々とありますが、自分史を書く前にできればやっておきたいのは〝思い出の場所を訪れる″ことです。

 

いざ過去を振り返るとき、自宅でああだこうだと思いを巡らすよりも、やはりその場に行くのが最も効果的です。現地に行って初めて思い出されることも多々あるでしょう。いっぺんに全ての場所に行くのは難しいと思いますが、腰を据えて本格的に自分史執筆に取り組むのであれば、古い時期から遡って各地を順番に訪れてみるのも一興です。


学校やアパートなど、施設や建物によってはすでに取り壊されている、あるいは関係者しか入れないといった場所もあると思いますが、その近くを立ち寄るだけでも、きっと何か得るものはありそうです。特に実家も含めて、長いあいだ住んでいたことのあるエリアは周辺散策もお勧めです。

 

 

■過去に訪れた場所を全て洗い出す


では、参考までに大体の人が人生で訪れていそうな施設や場所を時系列に沿って下記に列挙してみます(もちろん人によってはあてはまらない項目もありますが、ひとまずありそうな項目はすべて挙げます)。

 


・実家
・通っていた幼稚園/保育園
・通っていた小学校
・通っていた習い事の施設
・友だちの家
・父方の実家
・母方の実家
・親戚の家
・よく遊んでいた近所の公園
・よく親に連れて行ってもらった飲食店/場所
・近所の商店街

 

・通っていた中学校
・クラブ活動で訪れた他校/スポーツ施設/公民館など
・通っていた高校
・小・中・高で訪れた修学旅行の地
・学生時代のアルバイト先
・友だちとよく訪れた繁華街

 

・通っていた大学
・一人暮らし/下宿を始めた街
・彼女や彼氏と一緒に行った場所
・競馬場やパチンコ屋などのギャンブル関連施設
・卒業旅行

 

・社会人になって初めて働いた会社
・会社などの寮
・社員旅行
・新婚旅行
・結婚を機に借りた部屋
・結婚を機に買った家
・結婚相手とよく行った場所
・子どもが通っていた小学校
・子どもたちをよく連れて行った場所
・転勤先の職場
・転職先の会社
・趣味でよく訪れた場所
・よく行った飲食店
・定年退職後によく訪れている場所
・晩年の住家

・その他、思い出に残っている場所

 

 

以上のように、長い人生において訪れる場所というのは数えきれないほどありますが、特にゆかりのあった地域や場所を中心にめぐってみてはどうでしょうか。例えば学生時代に登下校していた道を辿ってみる、思い出の旅先へ同じ時期に訪れてみる、以前に一人暮らしをしていたエリアを散策してみるなど、当時の自分と同じ行動をするとより効果的です。

 

学校や以前に勤めていた職場など、直接入るのが難しい場所もありますが、その場合は周囲を散歩してみるだけでも効果はあります。逆に飲食店や旅先の旅館といった店舗であれば気軽に入れますから、当時に思いを馳せながらリピートしてみるのもよさそうです。

 

仮に訪れるのが難しかったとしても、ここで挙げた項目における何かしらのエピソードは誰にだってあるはずですから、それらを列挙するだけでも立派な自分史です。

 


■訪れた場所でやること


いざ思い出の地に再び舞い戻ったとして、自分史を書くにあたりやっておきたいことは、思い出した記憶のメモを取ることです。その場に訪れたからこそ思い出せたことをできるだけメモしておけば、その後の自分史執筆に役立てることができます。そのときに湧いてきた感情は、自宅で頭をひねっているだけでは決して得られない、とても貴重な自分史の素材なのです。さらにその場の写真を撮っておけば、あとから記憶を辿りやすくなると思います。

 

それともう一つ、ゆかりの地では当時の自分の感情を思い出すことが肝心です。楽しかったこと、辛かったこと、面白かったこと、悩んでいたことなど、その地で自分の感情をゆっくりと思い返していくことで、より深く当時の記憶が思い出せるはずです。そうなれば必然的に、自分史の内容が濃くなることは間違いありません。

 

 

■まとめ


ともあれ、「自分史」とは自分の歴史のこと。別に自分史執筆だけのためでなくても、自分の歴史に関係する場所に訪れるという行為自体、シンプルに楽しくて懐かしい行動ですよね。旧交を温めるいい機会でもありますし、逆に自分史を書いてみるきっかけになるかもしれません。

 

自分史を書きたいけど何を書いていいかわからない、書きたいのに何も思い出せないという方は、まずは軽い気持ちで、思い出の場所を訪れてみてはどうでしょうか。きっと自分史執筆のヒントが得られるはずです。

 

 

 

 

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