コラム
COLUMN

自分史の豆知識

2022/08/09

【1930年】自分史と関連付けて書きたい1930年の出来事

【1930年】自分史と関連付けて書きたい1930年の出来事

1930(昭和5)年に生まれた人は、今年(2022年)で92歳を迎えます。


この年のトピックは「世界恐慌」。当時の世界経済の中心、アメリカに端を発した「世界恐慌」が日本にも波及し、深刻な不況による失業者や自殺者の急増が社会問題になっていました。

そうした社会全体が暗いムードのなか、関東大震災による大被害からの復興を祝って3月24日に都内で「帝都復興祭」が行なわれます。「帝都復興祭」の当日は昭和天皇のご臨席による式典や演奏会、ダンスパーティ、スポーツ大会などが各地で開かれたそうです。

 

実は東京は関東大震災後、アメリカやイギリス、中国ほか世界各国からの多大な援助により、想定よりも早く復興することができました。
その際、災害に強い街づくりをコンセプトに新設された道路や公園などは、いまもなおそのまま残されているものがほとんど。ある意味で関東大震災は、今の東京の街並みを形づくるきっかけになったと言えます。

 

一方で社会の風潮に目を向けてみると、世界全体が外交手段として戦争を重視する軍国主義に向かうなか、大正ロマンよろしく欧米文化を取り入れる過程で自由な雰囲気が生まれつつあった日本でも、徐々に軍事色が見え隠れし始めます。
実際、この年の9月には陸軍省や参謀本部の中堅将校が中心となり、軍事重視への国家改造を目的とした秘密結社「桜会」を結成。国家を改造するためには武力行使も辞さない構えで、翌年にクーデター未遂事件を起こしています。

 


〈1930年の街の出来事〉
・初のパチンコ店(風俗営業第1号店)が名古屋に開店
・上野駅地下連絡通路に日本初の地下商店街が誕生
・新百円札(肖像画は聖徳太子)が発行される

 

〈1930年の新商品〉
・バスクリン(日本初の入浴剤として津村順天堂から発売される)
・大衆向け既成靴の販売(オーダーメイド靴から既成靴への移行)

 

〈1930年の新語・流行語〉
・エロ・グロ・ナンセンス(昭和初期の文化的風潮を表す語。これらをテーマとした書籍やレコードが流行するも、後に発禁の対象に)
・銀ぶら(流行の最先端だった街、銀座をぶらぶらすること)
・統帥権干犯(ロンドン海軍軍縮条約調印の際、海軍軍令部の承認なしに兵力量を決定することは天皇の統帥権を犯すものだとして社会問題に)
・アチャラカ(語源は「あちらから」で、西洋風を意味する。特にドタバタ喜劇のことを指す)
 

〈1930年のヒット曲〉
・すみれの花咲く頃(宝塚歌劇団を象徴する歌として知られる)

 

〈1930年に生まれた有名人〉
1月20日 いずみたく(作曲家。「太陽がくれた季節(青い三角定規)」「見上げてごらん夜の星を(坂本九)」「いい湯だな(ドリフターズ)」など、作曲数は15000を超える」)
2月9日 ハナ肇(コメディアン。コミックバンド「ハナ肇とクレージーキャッツ」のリーダー。後に俳優としても活躍)
7月3日 深作欣二(映画監督。アクション映画やヤクザ映画を得意とし、代表作は「仁義なき戦いシリーズ」「鎌田行進曲」「バトルロワイアル」など。)
7月27日 高島忠夫(俳優、タレント。映画俳優として活躍したのち、晩年は本格的にテレビに進出して数々のヒット番組の司会業を務める)
9月6日 西村京太郎(推理小説作家。トラベルミステリーで名を馳せ、なかでも十津川警部シリーズが有名。作品の多くがテレビドラマ化されている)
12月6日 キダ・タロー(作曲家、ピアニスト。数多くのTVテーマ曲、CM曲、歌謡曲、企業の社歌などを作曲。「浪花のモーツァルト」の異名を持つ)

 

サービスに関するご質問、気になる点はお気軽にご相談ください。

090-6548-3331
9:00-21:00(土日祝除く)