コラム
COLUMN
自分史の豆知識
「自分史」と「人志松本のすべらない話」の関連性
「人志松本のすべらない話」も、ある意味で自分史です。
「人志松本のすべらない話」は、ダウンタウンの松本人志さんが企画した、フジテレビ系列で不定期放送されているトークバラエティ番組です。すべらない、つまり出演者が面白い話やエピソードを次々に披露していくというのが内容のすべて。2004年に深夜枠からスタートして定期的に放映されており、この番組を見たことがある人も多いでしょう。
松本人志さんをはじめ千原ジュニアさん、宮川大輔さん、小籔千豊さん、兵動大樹さんなど、話術のプロが繰り出す過去のエピソードは爆笑必至。基本的には自分の過去の体験談を面白おかしく話すわけですが、「自分史=過去のエピソードの集合体」ですから、これはすなわち「自分史」を話す番組でもあるわけです。
自分のこと以外にも家族や友人の話が出てきますが、これもまさしく「自分史」的な内容ですし、過去にたくさん登場している出演者であれば、放送分のエピソードだけで十分に一冊の自分史ができると思います。
「自分史」との違いは、文章にするか会話にするかという部分だけ。「人志松本のすべらない話」は番組構成上、必ず面白いオチが必要になりますが、「自分史」の場合は特にそれは必要なく、自分の思うがままに書き進められるわけですから、ある意味で敷居は低いと思います。
ちなみに「人志松本のすべらない話」のスピンオフとして、「ゾッとする話」「ゆるせない話」「好きなものの話」「ヨダレが出る話」「期待しないで聞いてほしい話」「気になる話」などの番組もありました。これらももちろん、「自分史」として書くべき内容の宝庫です。
自分の生い立ちから現在に至るまで時間軸に沿って書き記すのが自分史の王道ですが、この番組のように「〇〇の話」というふうにまとめていっても面白いと思います。
ぜひ、自分史を書くにあたっては「〇〇の話」を意識して書き進めてみてください。書く際は、気合を入れすぎるよりも、肩の力を抜いて「今日はとりあえず○○の話をかいてみよう」という軽いノリくらいでちょうどいいと思います。意気込みすぎると空回りして、大体すべります。