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自分史の豆知識

2019/06/02

「自分史」は、死の恐怖を和らげるツール

「自分史」は、死の恐怖を和らげるツール

「自分史」は、親孝行に最適です。

 

自分史は、「高齢者が人生の集大成として書くもの」というイメージを持っている人が多数派だと思います。実際、主に自分史を書いているのは60~70代が圧倒的に多いのが現状です。そのなかで近年、親孝行の一環として「親に自分史をプレゼントする」というケースも増えています。

 

その理由は、大別して3つあります。

 

 

❶ 親とコミュニケーションを図る

 

親の自分史を作るにはまず、大前提として「親がどんな人生を歩んできたか」を本人に直接聞く必要があります。小さい頃は同じ家で一緒に暮らすわけですから、何をしていたかは表面的にはわかります

しかし当時の心境や、何を考えながら行動していたかというのは、あえて聞き出さなければ分かりません。そうした思いは、わざわざ自分から言うことでもないからです。

 

親からしても、普段は照れくさくて、または言うタイミングがなくて言えなかった家族への思いも、「自分史制作」という大義名分があれば、きっと自らの思いを率直に語ってくれるでしょう。こうした貴重なコミュニケーションは、「自分史」というフィルタを通すからこそ可能になると言えます。

 

 

❷ 親の思いを後世に残す

 

「孝行のしたい時分に親はなし」。親のありがたさが分かる年ごろには親はこの世にいないという意味ですが、何かとせわしない現代社会において、この思いを痛感した人は非常に多いそうです。

しかし疎遠なまま親に先立たれてしまっては、親の本音や秘めていた思いを知るすべはありません。人々の関心や価値観が物質から精神に移行しつつあるなか、元気なうちに親の人生や思いを形にしたい、それを家族に残したいというニーズが今、とても高まっています。

 

 

❸ 親に安心感を与える

 

人は誰でも、例外なくいつかはこの世を去ります。そして、生きていれば誰であれ、「死」は怖いものとして認識しているでしょう。その「死」への恐怖を多少なりとも和らげてくれるのが、「自分史」の素晴らしいところでもあります。

 

では、人はなぜ死が怖いのか。いろいろな要素が考えられますが、単純に「自分という存在が消滅してしまう」という点に恐ろしさを感じるのだと思います。だとするなら、自分の存在を「自分史」など何かしらの形にしておけば、自分が亡くなったとしても自分の思いや情報は後世に残り続けるので、その恐怖を軽減できるのです。

 

実際、自分史を書き上げた人の多くは、何ものにも代えがたい充足感に包まれるそうです。そこには作り終えた達成感はもちろんのこと、この世を去ることの恐怖を多少なりとも払拭できたという思いも、無意識のうちに感じているからではないでしょうか。

 

いずれにせよ、高齢になった親に対して、自分史を通じて「死の恐怖を和らげてあげる」という行いは、旅行や食事をプレゼントするよりも増して、最高の親孝行になると思います。

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