コラム
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自分史の豆知識

2019/05/20

46億年の歴史を1年間で表してみる

46億年の歴史を1年間で表してみる

光陰矢の如し。

 

「月日は経つのはあっという間」という意味ですが、歳を重ねるごとにこの言葉を実感している方も多いのではないでしょうか。事実、自分史制作をされたほとんど方がこの言葉を口にされます。たしかに宇宙の歴史が138億年、地球の歴史が46億年ですから、それから比べると人間の一生などほんの一瞬です。

 

そのわずかな時間とはどれくらいかを分かりやすくするため、地球誕生から46億年の歴史を1年の365日のカレンダーで表してみたいと思います。

 

 

1月1日 複数の微惑星が合体や衝突を繰り返しながら原始地球が誕生

 

1月12日 原始地球が地球と月に分かれる

 

2月9日 地殻が固まり、陸と海ができる

 

2月17日 海中で、生命の素材となるタンパク質や核酸ができる

 

2月25日 細胞や細菌などの原始生命体が誕生

 

5月31日 光合成ができるバクテリアが生まれ、酸素の放出を始める

 

8月3日 今の世界の基盤となる1つの超大陸が誕生する

 

10月29日 超大陸が分裂し始める

 

11月14日 温暖な気候が続き、オゾン層が形成される

 

11月20日 魚類が誕生する

 

11月28日 植物や昆虫、両生類が陸に上がる

 

12月13日 恐竜、爬虫類が誕生する

 

12月19日 鳥類が誕生する

 

12月26日 午後8時17分 巨大隕石が激突して恐竜が絶滅 哺乳類が繁栄し始める

 

12月31日 午前10時40分 人類のルーツとなる猿人が誕生(700万年前)

 

12月31日 午後3時39分 猿人が直立二足歩行を開始する(440万年前)

 

12月31日 午後7時15分 猿人が石器を使い始める(250万年前)

 

12月31日 午後8時35分 猿人が火を使い始める(180万年前)

 

12月31日 午後11時58分52秒 猿人が進化した現生人類が農耕牧畜を始める(1万年前)

 

12月31日 午後11時59分46秒 キリスト降誕

 

12月31日 午後11時59分59秒 20世紀が始まり、終わる

 

翌年の1月1日 午前0時0分 今

 

 

このカレンダーでいくと、西暦が始まってからたったの14秒!?なのです。人類の歴史は大みそかから始まり、一人の人間の一生に至っては1秒にもなりません。そう考えるとまさに一瞬、「光陰矢の如し」であることが実感できるのはないでしょうか。

 

だからといって、どう、というわけではありません。自らを取り巻く環境がどのようなものであるかを知り、人生の全体像をとらえたうえで、改めて自分という存在を考えるのが大切だということです。これらを踏まえればきっと、より内容の濃い、より深みのある「自分史」が書けるのではないかと思います。

 

 

実は、上記の地球誕生365日カレンダーには続きがあります。ここからは未来のことなので予測に過ぎませんが、参考までに記してみます。

 

 

 

1月1日 午前0時0分30~40秒 氷河期の到来により人類滅亡(数千年後)

 

1月1日 午前10時 氷河期のピークを迎えて多くの生物が死滅

 

1月12日 大陸の移動が進んで日本列島がアジア大陸と合体する

 

1月19日 すべての大陸が再び一つとなり、気温は上昇 内陸は乾燥 それに順応できる生物が繁栄する

 

3月21日 太陽の温度が上がり、地球は灼熱の世界へ 水がなくなり生命の時代が終わる

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