コラム
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自分史の豆知識

2019/05/10

「自分史」は決断力に通ず

「自分史」は決断力に通ず

前回は「決断は、自分史を大きく左右する」というテーマで記しましたが、もう少しこれについてもう少し掘り下げます。

 

プロフィールの座右の銘の欄などで「やらずに後悔するくらいならやって後悔しろ」というような内容の言葉が挙げられているケースがあります。その人は、結局やらずに後悔してしまうことを知っているからこそ、自らを戒めているんですね。基本的に人間は怠惰なので、実際にやって後悔した人よりも、やらずに後悔した人のほうが圧倒的に多いのではないでしょうか。

 

自分史制作は、この格言がすっぽり当てはまるたぐいのものだと思います。自分史を書くことは大変で億劫な作業ですが、それだけになかなか踏ん切りがつかず、いつか書こう書こうと思ったまま、この世を去ってしまうことも十分に考えられるからです。自分史は「自分しか書けない」という性質上、亡くなってからでは、その人の自分史は作れません。

事実、高齢者の7割は「いつかは自分史を作ってみたい」と思っているという統計結果が出ていますが実際に作る人は1割にも満たないそうです。

 

シンプルに、自分がやりたいと思ったらやってみる。これが後悔の少ない人生の過ごし方だと言えそうですが、実際には様々な人間関係や環境などによって、どうしてもそれが難しいことも多々あります。言い方を変えれば、自分自身でその枷を作ってしまっているのかもしれません。とはいえ、成熟した社会において様々な関係が複雑にこんがらがっているだけに、そのなかで大きな「決断」を下すのはとても難しい選択であるというのは間違いないと思います。

 

それでも豊かな人生を送るためには決断は必要ですし、何か新しいものが生まれる裏には必ず誰かの決断があるわけです。では、決断できる人とできない人の思考の違いはどこにあるのでしょう。

 

 

A 決断できる人の思考=「いま、決断しないほうがいい理由を探す」

 

B 決断できない人の思考=「いま、決断したほうがいい理由を探す」

 

 

結局は、たったこの意識の差に過ぎません。Aの人は、もし今すぐ決断しない理由がなかったとしたら、その場で決断します。反対にBの人は、今すぐ決断すべき理由が見つからなからなかったら、それを先送りにします。

 

ものごとを先送りにしがちなのは「ほかにもっといい方法があるような気がする」「焦って決断するとよくない」「人の意見も参考にすべきだから」という考えが根底にあるからなのですが、決断できない人の最も大きな理由は「決断することを決断できないから」。つまり人間は現状維持に安堵し、決断することを恐れる傾向にあるのです。

 

一方、決断できる人はなぜ決断できるか。「嫌われることを恐れない」「迷うことに時間を割きたくない」なども要素として挙げられますが、決断力がある人の最も大きな特徴は「自分の目的や優先順位が明確になっている」ところにあります。自分のなかに明確な優先順位や指針やあれば、それに則ってものごとを決められるからです。

 

では、どうすれば自分の目的や優先順位を明確にできるか。それは自分を深く知ることです。

では、どうすれば自分を深く知ることができるか。それは自分と真摯に向き合うことです。

では、自分と向き合うための具体的方策は何か。その一つが、「自分史を書く」ということなのです。

 

自分史を書き、自分を深く知るなかで決断力が身についていけば、それは本当に素晴らしいことではないでしょうか。

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