コラム
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自分史の豆知識

2019/02/16

「自分史」は幼少期のほうが書きやすい?

「自分史」は幼少期のほうが書きやすい?

 

今回は、「なぜ子ども時代のことをよく覚えているか」についてです。

 

例えば自分史の主な執筆者層である60~70代の幼少期は、まさに高度成長期の真っただ中。冷蔵庫や洗濯機、テレビなどの新しい家電が次々に一般家庭で使われるようになった時代です。とはいえテレビなどは非常に高価ですから、子どもの頃に街頭テレビでプロレスや野球中継を見た人も多いと思います。これが30~40代だとファミコンなどのテレビゲーム、10~20代だとパソコンのモニタになるでしょうか。

 

テレビが浸透したことで子どもたちのあいだでは鉄腕アトムなどのアニメ人気に火が付き、さらにその影響で少年マンガも一気に増えました。「少年マガジン」「少年サンデー」「少年チャンピオン」「少年ジャンプ」などの少年マンガは、もはやほとんどの世代が子どもの頃に通ってきた道かもしれません。そのなかで心に残るアニメや漫画作品も、自分史のテーマの一つになりそうです。

 

それ以外にも公園遊びやプラモデルづくり、ボードゲーム、カードゲームなど、子どもの頃に遊んだ記憶は全て自分史のエピソードになり得ます。特に子供の頃の記憶は鮮明に残っていることも多いですから、思いのほかたくさんのことを書けるかもしれません。

 

幼少期のことをよく覚えている理由は、全てが新鮮だからです。よく子どもの脳みそはスポンジと言いますが、まさにその通り。吸収したての記憶はよく覚えているんですね。毎日が新しいことの連続なので、1日も長く感じます。

 

逆に年を重ねるごとに時間の流れが速く感じますが、これを「ジャネーの法則」と言います。フランスの哲学者、ポール・ジャネ(1823~1899)による法則で、「年月の長さは年少者にはより長く、年長者はより短く感じる」ことを彼は心理学的に解明しました。

「50歳の人の1年間は、人生の50分の1に相当する。一方、5歳児の1年は人生の5分の1。ゆえに5歳児は50歳の10倍、一日を長く感じている」という法則です。時間の流れは不変ですが、その感じ方が全く違うということ。だからこそ子どもの頃の記憶は残りやすいですし、自分史のエピソードとしても相応しいのです。

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